今月の主題 臨床医のための呼吸調節と障害
呼吸調節障害の基礎知識
しゃっくり
坂井 邦彦
1
,
佐藤 誠
2
1新潟大学大学院医歯学総合科学科内部環境医学講座(第2内科)
2上越教育大学保健管理センター
pp.1104-1106
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100866
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ポイント
しゃっくり(吃逆)は,吸気筋の不随意的痙性収縮による短く強力な吸気努力と声門閉鎖からなる反復現象である.
しゃっくりの役割は不明であるが,原始的反射の痕跡という考え方が有力である.
慢性しゃっくりの原因は不明なことが多いが,時に悪性腫瘍が潜在していることがあり,原疾患の検索は必須である.
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