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特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第8集
免疫学的検査
感染関連検査〈微生物の抗原・抗体検査〉
真菌抗原・抗体
渡辺 晋一
1
1帝京大学医学部皮膚科
pp.424-426
発行日 2010年10月30日
Published Date 2010/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104862
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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
深在性の真菌症では原因真菌に対する抗体が生ずるため,その特異抗体を検出する方法が検討されてきた.しかし,抗体産生は感染から遅れるため,早期診断には役立たない.また,多くの深在性真菌症は免疫不全状態であり,必ずしも抗体の産生が十分でない.また,Candida属真菌などの常在真菌では,健常者でも高い抗体価を示すことがある.
そこで,最近は血清中に微量に存在する真菌成分(細胞表層多糖,細胞質蛋白など)やその代謝物を検出する方法が開発された.真菌症になれば,病原真菌が生体内で増殖し,その菌体成分が増加し,血中で検出されるようになるからである.

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