今月の主題 感染症としてのB型肝炎
HB抗原・抗体の基礎
e抗原・抗体
今井 光信
1
,
真弓 忠
1
1自治医大・予防生態学
pp.1636-1637
発行日 1975年10月10日
Published Date 1975/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206248
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e抗原,e抗体について
e抗原は,1972年,MagniusらによってHBs抗原陽性血清中に見出された蛋白である1).これはHBs抗原,HBc抗原とは異なった,新しい抗原物質であり,比重1.291,沈降係数11.6Sの蛋白抗原として証明されている2).
現在,HBウイルスにもとづいて産生される抗原物質としてはHBs抗原,HBc抗原の2つが知られているが,このe抗原もやはりHBウイルスの遺伝情報にもとづいて作られる抗原物質の1つと考えられている.
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