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実践報告
看護の質向上と業務効率化を支える情報管理—情報担当看護師がCNS,CNと協働した患者・家族指導の体制構築
中谷 安寿
1
,
村田 泰三
2
,
下平 和代
1
,
堀井 菜緒子
1
,
鍋谷 佳子
1
1大阪大学医学部附属病院 看護部
2大阪大学医学部附属病院 医療情報部
pp.960-965
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360100960
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はじめに 現場の課題をシステムにつなぐ視点と工夫
近年,医療の質向上と業務効率化の両立が求められる中,既存の電子カルテデータを看護管理に活用する情報管理体制の構築が重要となっている。階層構造を持った入力システム(以下,テンプレート)1)は,入力項目を選択すると選択肢の内容により次の入力項目を表示させるため利便性も高く,かつ記録の標準化や効率化に寄与する。さらに,テンプレートの登録情報を集約・活用することで,看護管理者は現場の状況を迅速かつ客観的に把握しやすくなる。
しかし,多忙な日常業務の中で,看護管理者が追加のシステム導入に依存せず,看護の質向上に活かせる体制を構築するには,現場の課題をシステムにつなぐ視点と工夫が不可欠である。
大阪大学医学部附属病院(以下,当院:表1)では,情報担当看護師が病院情報システムの改変,データ分析・活用などを担い,既存のシステムを活用した組織横断的な活動に取り組んでいる2)。
本稿では,電子カルテ内のテンプレート機能とMicrosoft Excel(以下,Excel)を活用した,入院中の退院指導や外来における患者・家族への指導を一体的に管理する当院の情報管理体制の構築について報告する。具体的には,専門看護師(CNS),認定看護師(CN)との協働による「指導内容の精査」を含む記録の標準化,Excelによる登録情報の一覧化を通じた進捗把握の効率化,患者データベースおよび看護サマリへの情報連動による退院後の施設などへの情報継続について述べる。

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