特集 遺伝子細胞治療(再生医療)が拓く新しい皮膚科診療
遺伝子編集技術を利用した表皮水疱症に対する治療
新熊 悟
1
1奈良県立医科大学皮膚科学教室
キーワード:
epidermolysis bullosa(EB)
,
gene editing
,
revertant mosaicism
,
CRISPR/Cas9
Keyword:
epidermolysis bullosa(EB)
,
gene editing
,
revertant mosaicism
,
CRISPR/Cas9
pp.99-107
発行日 2026年8月28日
Published Date 2026/8/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202608-102-03
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
表皮水疱症(epidermolysis bullosa;EB)は,軽微な外力によって皮膚や粘膜に水疱,びらん,潰瘍を生じる稀な遺伝性皮膚疾患である1).重症例では出生直後から全身に水疱,びらん/潰瘍を呈し,感染,栄養障害,貧血,成長障害,食道狭窄,手指足趾の癒合,さらには有棘細胞癌の発生など,生命予後や生活の質に大きな影響を及ぼす.現在も日常診療の中心は,創傷管理,感染予防,疼痛緩和,栄養管理などの支持療法であるが,近年,EBの分子病態に基づいた根本的治療法の開発が急速に進んでいる.

Copyright © 2026 KAGAKU-HYORONSHA Co., Ltd. All rights reserved.

