特集 生殖医学のcutting edge
胚のゲノム編集
乾 雅史
1
1明治大学農学部生命科学科動物再生システム学研究室専任講師
キーワード:
CRISPR/Cas9
,
受精卵
,
オフターゲット
Keyword:
CRISPR/Cas9
,
受精卵
,
オフターゲット
pp.11-16
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.02_0011-0016
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ゲノム編集は近年開発されたバイオテクノロジーであり,あらゆる細胞のゲノムを簡便に改変できることから,基礎研究から臨床応用まで幅広い目的のために利用されている。基礎研究の面ではゲノム編集技術を動物の受精卵(初期胚)に適用することで遺伝子改変モデル動物を作製するさまざまな技術開発が進められている。このような手法はヒト胚にも応用が可能なため,将来的な遺伝性疾患などの予防・治療法として期待される一方,技術的・倫理的な課題も多く,ヒト胚のゲノム編集に関しては慎重な議論を進める必要がある。「KEY WORDS」CRISPR/Cas9,受精卵,オフターゲット
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