増大特集 ワクチン開発
Ⅻ.サポート機関(滋賀医科大学)
カニクイザルにおける遺伝子改変技術と疾患モデル
武藤 真長
1
,
依馬 正次
1
Muto Masanaga
1
,
Ema Masatsugu
1
1滋賀医科大学動物生命科学研究センター幹細胞・ヒト疾患モデル研究分野
キーワード:
遺伝子改変
,
ゲノム編集
,
レンチウイルス
,
CRISPR/Cas9
Keyword:
遺伝子改変
,
ゲノム編集
,
レンチウイルス
,
CRISPR/Cas9
pp.538-539
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760050538
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ヒト疾患の理解と治療法開発には,疾患モデル動物を用いた研究が欠かせない。特に非ヒト霊長類は,マウスなどの齧歯類では再現が難しいヒト疾患を模倣できる点で注目されている。近年のゲノム編集技術の進展により,様々なヒト疾患モデルサルが作出されている。本稿では,ヒトに最も近縁な実験動物であるマカク属を対象に,遺伝子改変技術とそれを用いた疾患モデルの現状と展望について紹介する。
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