特集 遺伝性皮膚疾患—診断と治療の現在地—
結節性硬化症の臨床と病態
吉岡 華子
1
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻神経皮膚症候群の治療法の開発と病態解析学寄附講座
キーワード:
tuberous sclerosis complex(TSC)
,
mTOR
Keyword:
tuberous sclerosis complex(TSC)
,
mTOR
pp.107-110
発行日 2026年2月28日
Published Date 2026/2/28
DOI https://doi.org/10.69337/D202602-092-02
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結節性硬化症(tuberous sclerosis complex;TSC)は,TSC1またはTSC2遺伝子の病的変異によって発症する常染色体顕性遺伝性疾患であり,全身の多臓器に過誤腫を形成する1).発症頻度は世界的には約6,000〜10,000人に1人とされ,日本国内では約15,000人程度の患者が存在すると推定されている1).変異は多様で,ナンセンス変異,ミスセンス変異,フレームシフト変異などが報告されているが,全患者の10〜25%では既知のTSC1またはTSC2変異が検出されない1)〜3).

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