特集 勉強の心理学
学習につまずく子どもたち
日戸 由刈
1
1相模女子大学
pp.289-293
発行日 2026年5月10日
Published Date 2026/5/10
DOI https://doi.org/10.69291/cp26030289
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発達障害(神経発達症)の子どもの多くは,通常学級において本人の能力に見合った学びを達成することが難しい。刺激の少ない相談室の心理検査では知的発達に遅れが認められず,学校の勉強が理解できないわけでもないが,学ぶ楽しさの実感を得られず,勉強に対する意欲や達成感が低く,学校で日々「わからない」「できない」「辛い」と感じる子どもは少なくない。
発達障害といっても,診断名によって,学習を阻むメカニズムはそれぞれである。本稿では,通常学級に在籍する自閉スペクトラム症,注意欠如・多動症,発達性読み書き障害(限局性学習症)の事例を紹介し,それぞれの困難性やメカニズムを解説する。最後に,特別支援学級に在籍する軽度知的障害者にも言及する。

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