特集 生殖医学のcutting edge
卵胞の活性化
河村 和弘
1
1聖マリアンナ医科大学産婦人科学准教授・生殖医療センター長
キーワード:
原始卵胞
,
2次卵胞
,
PI3Kシグナル
,
Hippoシグナル
,
卵胞活性化
Keyword:
原始卵胞
,
2次卵胞
,
PI3Kシグナル
,
Hippoシグナル
,
卵胞活性化
pp.41-45
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.02_0041-0045
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卵胞の定期的な発育は,正常な排卵と女性ホルモンの分泌に必須である。残存卵胞が少なくなり,これらの機能が低下した状態を卵巣機能不全という。病的な卵胞減少により発症する最重症例が早発卵巣不全であり,排卵障害による不妊を呈する。われわれは卵巣組織を体外培養下で活性化,発育促進する方法を開発し,早発卵巣不全の新しい不妊治療法として臨床試験を行ってきた(卵胞活性化療法(IVA))。最近,卵巣への物理的刺激による初期卵胞の発育促進方法(drug-free IVA)を開発し,卵巣機能不全患者への臨床応用を進めている。「KEY WORDS」原始卵胞,2次卵胞,PI3Kシグナル,Hippoシグナル,卵胞活性化
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