特集 妊娠成立過程における最新のトピックス
卵胞発育
河村 和弘
1
1国際医療福祉大学医学部産婦人科教授
キーワード:
原始卵胞
,
卵胞活性化法
,
卵胞発育
,
ゴナドトロピン
,
卵巣局所因子
Keyword:
原始卵胞
,
卵胞活性化法
,
卵胞発育
,
ゴナドトロピン
,
卵巣局所因子
pp.11-15
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.25.01_0011-0015
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卵胞の発育は休眠状態にある原始卵胞の活性化にはじまり,1次卵胞,2次卵胞,前胞状卵胞,胞状卵胞を経て,最終的に排卵前卵胞となり黄体形成ホルモン (LH) サージ後に排卵に至る。これまで不明であった原始卵胞の活性化の分子機構の一部が明らかになり,それを応用することで早発卵巣不全 (POI) 患者の新たな不妊治療法が開発された。また,卵巣に対して断片化のような物理的な刺激をかけることで,2次卵胞発育が誘導されることが示され,メカノバイオロジーとしての新たな知見が報告された。「KEY WORDS」原始卵胞,卵胞活性化法,卵胞発育,ゴナドトロピン,卵巣局所因子
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