特集 基礎と臨床から炎症性腸疾患を診る
炎症性腸疾患の内科治療:新規治療の作用機序を学び,臨床に生かす!
安藤 勝祥
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1旭川医科大学内科学講座病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科学分野
キーワード:
炎症性腸疾患
,
生物学的製剤
,
抗体製剤
,
低分子化合物
Keyword:
炎症性腸疾患
,
生物学的製剤
,
抗体製剤
,
低分子化合物
pp.37-42
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.11_0037-0042
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炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)の内科的治療は5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤,副腎皮質ステロイド,免疫調節薬といった既存治療に加え,炎症メディエーターであるTNF-α,インターロイキン(IL)-12/23,インテグリンなどを標的とする抗体製剤や,ヤヌスキナーゼ(JAK)を標的とする低分子化合物といった生物学的製剤が次々に開発され(表1),難治例を中心に治療戦略が多様化した。本稿では,IBDの病態および各種生物学的製剤の作用機序に加え,臨床試験データからその使い分けについて概説する。「KEY WORDS」炎症性腸疾患,生物学的製剤,抗体製剤,低分子化合物
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