特集 がんバイオマーカーの探求
エクソソームによる診断事業の開発と市場
遠藤 文
1
1テオリアサイエンス株式会社検査部
キーワード:
エクソソーム
,
エクソスクリーン
,
がん早期診断
,
リキッドバイオプシー
,
がんマーカー
Keyword:
エクソソーム
,
エクソスクリーン
,
がん早期診断
,
リキッドバイオプシー
,
がんマーカー
pp.35-38
発行日 2020年7月20日
Published Date 2020/7/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.38.07_0035-0038
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エクソソームは,体のほとんどすべての細胞で産生・分泌され,近年までは細胞にとって不要な物質を排出するためのゴミ箱のようなものと考えられていた。その内部にマイクロRNA(miRNA)という核酸の一種が含まれることが2007年に発見され1),エクソソームを受け取った細胞のなかにそのmiRNAが取り込まれて機能することが2010年に明らかになる2)と,がん細胞など,病態組織から分泌されるエクソソームは,創薬や診断薬のターゲットと考えられるようになった。「KEY WORDS」エクソソーム,エクソスクリーン,がん早期診断,リキッドバイオプシー,がんマーカー
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