特集 疾患エクソソーム:病をもたらすパンドラの箱がいま開かれる
【第1部:疾患とエクソソーム】 老化関連疾患におけるエクソソームの役割
中村 亜由美
1
,
田原 栄俊
1広島大学 大学院医歯薬保健学研究院細胞分子生物学研究室
キーワード：
Alzheimer病
,
Amyloid Beta Peptides
,
自食作用
,
加齢
,
細胞間コミュニケーション
,
動脈硬化症-アテローム性
,
黄斑変性症
,
アポトーシス
,
細胞老化
,
ノックアウトマウス
,
網膜ドルーゼン
,
MicroRNAs
,
エクソソーム
,
Lung Kruppel-Like Factor
Keyword:
Alzheimer Disease
,
Aging
,
Autophagy
,
Cell Communication
,
Macular Degeneration
,
Amyloid beta-Peptides
,
Retinal Drusen
,
Apoptosis
,
Cellular Senescence
,
Mice, Knockout
,
MicroRNAs
,
Atherosclerosis
,
Exosomes
pp.44-47
発行日 2012年12月22日
Published Date 2012/12/22
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老化関連疾患とは黄斑変性症，アテローム性動脈硬化，アルツハイマー病など，加齢にしたがってその発症リスクが増加する疾患を言う．これらの疾患では様々な形でエクソソームが機能しており，それは生体にとってプラスにもマイナスにも働く．このように多種多様な機能を有するエクソソームであるが，これらエクソソームの機能が解明されるにしたがってエクソソームを疾患の治療に応用できないかという期待が高まっているのもまた事実である．本稿では，このような多機能なエクソソームを老化関連疾患の観点から概説する．
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