特集 救急医療:現状と課題
災害への備えと災害医療・レジリエントな社会を構築する仕組みづくり:リスク,ガバナンス,リーダーシップの観点から
蛭間 芳樹
キーワード:
レジリエンス
,
防災
,
危機管理
,
BCP
,
ガバナンス
,
トリアージ
,
金融
Keyword:
レジリエンス
,
防災
,
危機管理
,
BCP
,
ガバナンス
,
トリアージ
,
金融
pp.49-57
発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.33.03_0049-0057
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「はじめに」災害に強い社会や都市とは,人的・物的被害を最小限にする手段が“あらかじめ”講じられ,罹災後の対応が迅速・的確で,被害を限定的に抑えるものである。そして,次の災害に備えるための課題や教訓,さらには不都合な真実と真摯に向き合い,それらを創造的に破壊しながら新しいシステムを構築していく。これらの総合力を「災害レジリエンス」という。本特集ですでに論じられている「救急医療」や「災害医療」の分野において,民間救急車,地域包括ケア,救急救命士,ドクターヘリ,災害拠点病院,災害派遣医療チーム(disaster medical assistance team;DMAT),広域医療搬送,広域災害救急医療情報システム(emergency medical information system;EMIS),病院機能存続計画(business continuity planning;BCP),行政・消防・警察など他機関連携,病院船活用,公衆衛生学的なアプローチなど,現在すでに取り組みがなされており,それなりに進んでいるものにはここではあえて触れることはしない。「KEY WORDS」レジリエンス,防災,危機管理,BCP,ガバナンス,トリアージ,金融
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