特集 発生から考えてみよう! 早産児診療の諸問題とその対応
Ⅱ.急性期の諸問題
早産児代謝性骨疾患
友滝 清一
1
1京都大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター新生児部門
キーワード:
早産児代謝性骨疾患
,
二次性副甲状腺機能亢進
,
iPTH
,
膜性骨化
,
軟骨内骨化
Keyword:
早産児代謝性骨疾患
,
二次性副甲状腺機能亢進
,
iPTH
,
膜性骨化
,
軟骨内骨化
pp.813-816
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001703
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SUMMARY
▷骨の組織発生には膜性骨化と軟骨内骨化がある.
▷早産児は,本来胎児期後半に生じるはずだったCa・P・ビタミンDの蓄積が不十分な状態で出生する.
▷早産児代謝性骨疾患の管理においては,適切な骨代謝の状態の把握に基づく適切な補充により,二次性副甲状腺機能亢進状態を作らないことが重要.
▷過剰なP投与に注意.
▷ビタミンDの補充には貯蔵型ビタミンDを.

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