特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅱ.国内のガイドラインから考える
消化器
難治性下痢症診断の手引きについて
位田 忍
1
1大阪母子医療センター臨床検査科
pp.125-129
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001566
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
■難治性下痢症は乳幼児において2週間以上続く下痢をきたす疾患である.
■乳幼児の日常診療において2週間以上遷延する下痢をみた場合,臨床的にまず①脱水の改善と,電解質およびアシドーシスの補正を行う.②問診で,感染症,および食べ物について問い合わせる.
■そのうえで便の性状をみて,『難治性下痢症診断の手引き』の「診断アルゴリズム」を使って症状と検査データをみて診断をすすめていく.

Copyright © 2025, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.