特集 正しく指示する 子どもの栄養・病気のときの食事指導Ⅱ
2.慢性下痢症・乳児難治性下痢症
萩原 真一郎
1
1大阪母子医療センター消化器・内分泌科
pp.1446-1451
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003294
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慢性下痢症や乳児難治性下痢症の原因となる疾患はさまざまであり,その重症度も疾患や患者によって異なることから,画一的な栄養・食事指導は存在しない.しかし成長曲線の把握や血液検査によって栄養状態を把握したうえで適切に栄養指導・介入することで,小児患者の予後の改善に大きくつながる可能性がある.また栄養障害に対しては,腸管安静,成分栄養剤(エレンタールP等),経静脈栄養を組み合わせた管理が必要であり,NSTによる多職種サポートも難治症例では重要である.
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