特集 これからのガイドラインの読み方,使い方
Ⅰ.ガイドラインのつくり
臨床から医療行政まで
中山 健夫
1
1京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野・附属病院倫理支援部
pp.38-45
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001552
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Summary
■診療ガイドラインは臨床から医療行政まで幅広く活用されているが,そのためには適切なEBMの理解が欠かせない.
■国内では日本医療機能評価機構Mindsが診療ガイドラインの作成・普及・適正利用の拠点となっており,日本医学会連合診療ガイドライン委員会とも連携して活動している.
■診療ガイドラインの推奨と保険適用との関係は,単純な対応ではない.
■診療ガイドラインが限られた資源のなかでの最良の医療の実現に向けて,臨床家と患者の意思決定を支え,社会からの信頼の構築に役立つことが期待される.

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