特集 小児耳鼻咽喉科疾患のすべて ファーストタッチから専門診療へ
Ⅰ.主要徴候に対するファーストタッチ
難聴
白井 杏湖
1
1東京医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
新生児聴覚スクリーニング
,
補聴器
,
人工内耳
,
遺伝性難聴
,
先天性サイトメガロウイルス感染症
Keyword:
新生児聴覚スクリーニング
,
補聴器
,
人工内耳
,
遺伝性難聴
,
先天性サイトメガロウイルス感染症
pp.255-261
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001465
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SUMMARY
▷難聴の早期発見,診断,補聴により,難聴に続発する言語/非認知/学習機能の制限を最小限にすることが期待できる.
▷早期から補聴器や人工内耳を装用することで,先天性重度難聴であっても聴覚を活用し音声言語を習得することが可能である.
▷特に軽中等度難聴は生活反応から判断するのは難しいため,言語発達に遅れがある場合や健診で要精査になった場合には,精密聴力検査につなげることが重要である.
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