特集 小児・AYA世代がん診療の現在と未来
Ⅰ.小児・AYA世代がん診療の新展開
中央診断の現状と課題
大喜多 肇
1
1慶應義塾大学医学部病理診断科
キーワード:
病理診断
,
臨床試験
,
血液腫瘍
,
固形腫瘍
,
希少がん
Keyword:
病理診断
,
臨床試験
,
血液腫瘍
,
固形腫瘍
,
希少がん
pp.849-852
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000563
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SUMMARY
▷中央病理診断は,臨床試験の品質担保として行われてきたが,現在では観察研究でも行われている.
▷わが国では,ほとんどのがん種を網羅する形で,年間1,000例以上に対して行われている.
▷研究として実施されているため,人員や研究資金の確保が課題である.
▷小児がんを専門とする病理医の養成も必要である.
▷小児がんの専門的な病理診断を,診療として実施できる体制作りが課題である.
▷小児がんの病理診断では,形態学的な診断だけではなく分子情報の必要性も増している.
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