特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第1章 総論
5 オキシトシンの作用とその関連薬
上田 陽一
1
,
西村 和朗
1
,
吉野 潔
1
1産業医科大学医学部第1生理学・産科婦人科学
pp.30-34
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000628
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POINT
オキシトシンの生理作用として妊娠末期の分娩促進,出産後の射乳反射に関与することがよく知られているが,中枢作用(社会行動,子育て行動,愛情等)も有することから愛情ホルモンともよばれる.
合成オキシトシン製剤は分娩促進のみならず,精神疾患,内分泌・代謝性疾患や炎症・疼痛制御への臨床応用が考えられている.
ペプチド性および非ペプチド性オキシトシン受容体拮抗薬が開発されたが,日本では(臨床)応用に至っていない.
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