今月の臨床 分娩誘発と陣痛促進法の見直し―安全な分娩管理を目指して
子宮収縮薬の薬理作用と副作用
2.オキシトシン―oxytocin
平松 祐司
1
1岡山大学医歯薬学総合研究科産科・婦人科学教室
pp.160-164
発行日 2012年2月10日
Published Date 2012/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102908
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●用法,用量については,添付文書,ガイドラインに従って使用し,副作用,禁忌,原則禁忌を理解しておく.
●副作用としてはショック,過強陣痛,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞栓症,微弱陣痛,弛緩出血,胎児機能不全などが報告されている.
●胎児機能不全疑い,妊娠高血圧症候群,心・腎・血管障害,児頭骨盤不均衡疑い,帝王切開術および広範囲子宮手術の既往,高年初産婦,多胎妊娠では母児および子宮収縮の観察を十分に行い,慎重に投与する必要がある.
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