特集 陣痛誘発
オキシトシンによる陣痛誘発
大屋 敦
1
,
東郷 義周
1
,
泉 正勝
1
,
松本 寛
1
,
雨宮 啓之
1
,
横田 知夫
1
,
小金井 利信
1
,
沢田 昌夫
1
Atsushi Oya
1
1日本大学医学部産科婦人科学教室
pp.19-21
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205343
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陣痛誘発は陣痛の発来機序に則したもので,分娩の経過をできるだけ生理的なものとし,しかも母児ともに安全で効果が確実なものが望ましいのはいうまでもない。
陣痛発来の真のtriggerが何であるかいまだ不明であり,陣痛発来機序についても解明されておらずいろいろの説がいわれているが,現在では妊娠末期におけるホルモン環境の変化が陣痛開始と関係があるのであろうとの考えが主流をなしている。すなわちestrogen,progesteron,oxytocinの3者が協同作用を営んで陣痛発来に関与しているのであろうと考えられている。
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