研究
オキシトシン(シントシノン)の排乳作用
杉谷 フミ子
1
1東京衛生病院産科
pp.38-40
発行日 1963年8月1日
Published Date 1963/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202591
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はじめに
脳下垂体後葉ホルモンの研究は,1895年にOli-ver Schaferに始まりますが,1953年にはduvigneaud TupppyらがOxytocinとVasopresinの合成に成功しました.1955年にはBoisssonagsらがOxytocinの工業的合成に成功し,サンド社よりシントシノンの商品名で市販されました.
シントシノンの子宮収縮作用については,本邦においても安井ら(1959年)久保ら(1960年)の研究が発表されていますが,その排乳作用について興味ある結果を得ましたので報告します.
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