特集 これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
第1章 総論
4 プロラクチンの作用とその関連薬
山本 紘一郎
1
,
大塚 文男
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科総合内科学
pp.24-29
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000627
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POINT
高プロラクチン(prolactin:PRL)血症はPRL産生下垂体腫瘍(プロラクチノーマ),視床下部機能障害,ドパミンD2受容体拮抗薬による薬剤性,甲状腺機能低下症,慢性腎不全等が原因となり得る.
高PRL血症の治療は原因ごとに異なり,プロラクチノーマではドパミン作動薬の内服,薬剤性では被疑薬の中止,原発性甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの補充で治療する.
高PRL血症の解釈においてマクロPRL血症の鑑別が重要で,マクロPRL血症に対する治療は通常不要である.
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