特集 婦人科がん化学療法の進化―最適レジメンと管理を考える―
VI.その他の悪性腫瘍
15.子宮肉腫に対する化学療法レジメン選択の基本的な考え方
竹原 和宏
1
1国立病院機構四国がんセンター婦人科
キーワード:
子宮肉腫
,
治療
,
化学療法
Keyword:
子宮肉腫
,
治療
,
化学療法
pp.316-320
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
子宮肉腫は子宮悪性腫瘍の約3~7%を占めるにすぎないまれな腫瘍で予後は極めて不良である.発生頻度が低いことや,良・悪性の判定の難しさに加えその病理組織学的多様性から再発危険因子や有効な標準的治療は確立しておらず,特に進行,再発子宮肉腫に対する化学療法はunmet needsの状況にある.子宮に発生する肉腫として,がん肉腫(CS),平滑筋肉腫(LMS),子宮内膜間質肉腫(ESS),腺肉腫(AS)などがあるが各々の臨床的特徴は著しく相違しており,個別に対応する必要がある.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.