特集 婦人科がん化学療法の進化―最適レジメンと管理を考える―
VI.その他の悪性腫瘍
14.卵巣胚細胞腫瘍に対する化学療法レジメン―難治性・再発例も含めて―
玉内 学志
1
,
梶山 広明
1
1名古屋大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座
キーワード:
胚細胞腫瘍
,
妊孕性温存
,
化学療法
Keyword:
胚細胞腫瘍
,
妊孕性温存
,
化学療法
pp.311-315
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000577
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要旨
悪性卵巣胚細胞腫瘍は,かつては極めて予後不良な疾患であったが,化学療法の導入によって劇的に治療成績が向上し,現在では妊孕性をも温存しながら治癒可能な疾患となった.本稿では,現在の標準治療であるBEP(ブレオマイシン+エトポシド+シスプラチン)療法を実施するための注意点や,BEP療法が実施できない症例や再発症例に対する治療法選択についても概説する.
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