特集 図表・チャートでパッと理解! ここまでわかった産婦人科の病態生理
第3章 生殖内分泌
3.高プロラクチン血症
青柳 陽子
1
,
河野 康志
1
1大分大学産科婦人科
pp.228-233
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000167
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プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌される蛋白ホルモンである.高PRL血症をきたす原因は多様であり,PRL産生下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)が最も多く,次いで視床下部機能障害,薬剤性,原発性甲状腺機能低下症などがあげられる.高PRL血症の主要症状は,月経異常,乳汁漏出,不妊である.高PRL血症の治療法は原因によって異なるため,病因ならびに病態を正確に把握し,診断および治療に結び付けることが重要である.
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