特集 子宮体部悪性腫瘍の最前線
Ⅱ.診断・治療の最前線
8.子宮体がんに対するレンバチニブ+ペムブロリズマブ療法の最前線
黒須 博之
1
,
渡利 英道
1
1北海道大学大学院医学研究院産婦人科学教室
キーワード:
子宮体がん
,
分子標的治療薬
,
免疫関連有害事象
Keyword:
子宮体がん
,
分子標的治療薬
,
免疫関連有害事象
pp.275-281
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000070
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要旨
マルチキナーゼ阻害薬および免疫チェックポイント阻害薬は殺細胞性抗悪性腫瘍薬とは全く異なる機序で作用する薬剤である.治療薬剤の選択肢が限定されていた進行・再発子宮体がんにおける新規薬剤の登場は今後の治療成績向上につながることがおおいに期待される.一方で,これまでとは異なる副作用に注意しながら使用していく必要がある.本稿ではレンバチニブ+ペムブロリズマブの併用療法に関する国際共同第III相試験であるKEYNOTE-775/309試験の結果を概説するとともに,新規薬剤における有害事象の特徴および管理について解説する.
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