特集 婦人科がん化学療法の進化―最適レジメンと管理を考える―
IV.子宮体がん
9.進行・再発子宮体がん治療―ぺムブロリズマブをどう使う? レンバチニブとの併用は?―
温泉川 真由
1
1がん研有明病院婦人科,総合腫瘍科
キーワード:
子宮体がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
DNAミスマッチ修復欠損
Keyword:
子宮体がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
DNAミスマッチ修復欠損
pp.279-282
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000572
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要旨
子宮体がんはリンチ症候群関連の悪性腫瘍であり,分子生物学的な特徴としてDNAミスマッチ修復欠損,マイクロサテライト不安定性をもつことが広く知られており,一部の子宮体がんでは免疫チェックポイント阻害薬単剤でも高い効果を示す.一方で転移・再発子宮体がんの2次治療以降で保険適用となったレンバチニブ/ぺムブロリズマブ併用療法も選択可能であり,その使い分けの1例を示すとともに,現在の治療選択肢の確認と今後の課題について言及する.
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