原著
腹式単純子宮全摘術の術後合併症を予測する因子
長安 実加
1
,
河原 直紀
,
馬淵 誠士
1奈良県立医科大学 産婦人科学教室
キーワード:
C-Reactive Protein
,
開腹術
,
危険因子
,
子宮摘出術
,
術後合併症
,
糖尿病
,
白血球計数
,
ロジスティックモデル
,
ROC曲線
,
後向き研究
,
手術時間
Keyword:
C-Reactive Protein
,
Leukocyte Count
,
Laparotomy
,
Hysterectomy
,
ROC Curve
,
Retrospective Studies
,
Logistic Models
,
Postoperative Complications
,
Diabetes Mellitus
,
Risk Factors
,
Operative Time
pp.181-186
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022083868
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
2017年1月~2020年4月に腹式単純子宮全摘術で治療された195例を対象に、術後合併症の発症予測因子を後方視的に検討した。38例(19.4%)に術後合併症が発生した。多変量解析では術後1日目の白血球値(≧9,750)およびCRP値(≧5.6)、手術時間(≧221分)、糖尿病合併が独立した合併症の発症予測因子であることが示された。予測因子の保有数別に合併症の発症リスクを評価することで安全な術後管理・退院計画が可能になると考えられた。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.