特集 分子標的薬を極める-基礎から臨床まで-
分子標的薬と臨床 血管内皮増殖因子阻害薬を用いた自験例
簗詰 伸太郎
1
,
小林 裕明
1鹿児島大学 産科婦人科
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
卵巣腫瘍
,
Bevacizumab
Keyword:
Bevacizumab
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Ovarian Neoplasms
pp.1191-1197
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021012317
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
卵巣癌(腹膜癌含む)および子宮頸癌に対するベバシズマブの有効性および有害事象の臨床的な検討を行った。予後に関しては従来のTC療法単独での治療に比べて改善できている可能性がある。当科では197例への投与を経験しているが、幸い消化管穿孔や治療関連死もなく比較的安全に投与できている。消化管穿孔のリスクを回避するための工夫を含め当体における使用経験を踏まえて述べたい。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.