特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 卵巣癌・子宮頸癌・子宮体癌治療薬
佐藤 淳也
1
1国際医療福祉大学病院 薬剤部
キーワード:
抗腫瘍剤
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮内膜腫瘍
,
生殖器腫瘍-女性
,
変異
,
卵巣腫瘍
,
BRCA1 Protein
,
Evidence-Based Medicine
,
白金化合物
,
Bevacizumab
,
免疫学的抗腫瘍剤
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
BRCA1 Protein
,
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Agents, Immunological
,
Bevacizumab
,
Genital Neoplasms, Female
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Endometrial Neoplasms
,
Platinum Compounds
,
Ovarian Neoplasms
,
Mutation
pp.182-188
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106247
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<Key Points>◎卵巣癌においては、BRCA遺伝子変異やhomologous recombination deficiency(HRD)の有無は、治療選択や反応性に関わる。◎BRCA遺伝子変異のある卵巣癌の維持療法やプラチナ感受性再発卵巣癌では、経口ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬の有効性に関するエビデンスが蓄積している。◎卵巣癌の一次治療におけるベバシズマブの有効性は、BRCA遺伝子変異やHRDのある患者に限定して高い可能性がある。◎子宮体癌の術後補助化学療法では、化学放射線療法が有効である可能性がある。◎子宮頸癌では、免疫チェックポイント阻害薬としてペムブロリズマブに続き、ニボルマブの有効性の検証がされている。
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