特集 変わる婦人科がん薬物治療-免疫チェックポイント阻害薬・PARP阻害薬を中心に-
分子標的治療薬の位置づけ 子宮頸がん
馬淵 誠士
1
1大阪府立病院機構大阪国際がんセンター 婦人科
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
変異
,
能動免疫療法
,
臨床試験
,
腫瘍逃避
,
腫瘍ワクチン
,
Bevacizumab
,
分子標的治療
,
Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitors
Keyword:
Cancer Vaccines
,
Tumor Escape
,
Clinical Trials as Topic
,
Poly(ADP-ribose) Polymerase Inhibitors
,
Bevacizumab
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Immunotherapy, Active
,
Mutation
,
Molecular Targeted Therapy
pp.1313-1320
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022027105
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進行・再発子宮頸癌治療において、殺細胞性抗悪性腫瘍薬のみで長期生存を達成するのは難しく、分子標的治療薬の果たす役割は大きい。現在、子宮頸癌の遺伝学的情報に関する研究と、分子標的治療薬の臨床開発が平行して進められており、一部の薬剤については保険診療下の投与もはじまっている。本稿では、子宮頸癌に臨床応用が期待されている分子標的治療薬をピックアップし、効果発現の分子背景・開発の現状・課題を解説する。
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