特集 分子標的薬を極める-基礎から臨床まで-
分子標的薬の有効性検証 免疫チェックポイント阻害薬
中井 英勝
1
,
松村 謙臣
1近畿大学病院 産婦人科
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
子宮内膜腫瘍
,
生殖器腫瘍-女性
,
卵巣腫瘍
,
第III相試験
,
分子標的治療
,
免疫学的抗腫瘍剤
,
Pembrolizumab
Keyword:
Antineoplastic Agents, Immunological
,
Genital Neoplasms, Female
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Endometrial Neoplasms
,
Ovarian Neoplasms
,
Molecular Targeted Therapy
,
Pembrolizumab
pp.1180-1186
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021012315
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免疫チェックポイント阻害薬は、各癌腫で疾患全体での奏効はそれほど高くないが奏効例における治療奏効期間が長期の例も多く、治療の恩恵は十分期待できる。婦人科癌では子宮体癌、子宮頸癌は免疫チェックポイント阻害薬の有効性が示されているが、卵巣癌では単剤での奏効が得られにくく併用療法を中心に臨床試験が行われている。本治療では各疾患の特性を理解して有効例の選別を行うことが重要である。
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