特集 変わる婦人科がん薬物治療-免疫チェックポイント阻害薬・PARP阻害薬を中心に-
婦人科がんにおける分子標的治療薬の現状と展望
梶山 広明
1
1名古屋大学 大学院医学系研究科産婦人科学
キーワード:
医療費
,
腫瘍多剤併用療法
,
子宮頸部腫瘍
,
子宮内膜腫瘍
,
生殖器腫瘍-女性
,
卵巣腫瘍
,
Bevacizumab
,
Olaparib
,
分子標的治療
,
Niraparib
,
免疫チェックポイント阻害剤
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Bevacizumab
,
Health Expenditures
,
Genital Neoplasms, Female
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Endometrial Neoplasms
,
Ovarian Neoplasms
,
Immune Checkpoint Inhibitors
,
Molecular Targeted Therapy
,
Olaparib
,
Niraparib
pp.1287-1293
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022027101
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分子標的治療薬とは特定の分子の発現・変異あるいは特徴的なゲノム異常を標的とする薬剤の総称である。同時にバイオマーカーの開発が並行して行われ、「コンパニオン診断」という用語もわれわれの中に浸透して久しい。2013年以降、血管新生阻害薬、PARP阻害薬、および免疫チェックポイント阻害薬など様々な薬剤が婦人科がん領域に承認された。現在でも作用の異なる分子標的治療薬の組み合わせや従来の抗悪性腫瘍薬との併用療法に関する様々なトライアルが進行しており今後の結果が待たれる。
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