Special feature 何が同じで,どこが違う? 現場向けESBL産生菌・CRE(CPE)対策
■Coping skill 現場別 ESBL産生菌・CRE(CPE)対策の実践―両耐性菌の共通点・相違点を踏まえて
❷救急外来
椎野 泰和
1
1川崎医科大学附属病院 救急科 部長/川崎医科大学 救急医学 特任教授
pp.208-212
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.34426/ict.0000000056
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救急外来
1 特殊性
救急外来には,内因,外因,急性期,慢性期はもちろん,海外からの渡航者,海外での治療歴を持つ患者,帰国者など多種多様な患者が24時間出入りし続ける極めて特殊な環境である。また,患者だけでなく,医療従事者についても不特定多数が入れ替わり立ち替わりする可能性があり,固定メンバーが存在しない場合もありえる。このような状況で,患者,事務員,医療従事者が一定のルールを守って感染対策を行うことは必ずしも容易ではない。各病院がベストではなくても,今できる感染対策を着実に行っていくことが重要である。
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