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内容のポイント Q&A
Q1 神経難病患者の復職の現状は?
神経難病は慢性化が進んでおり,多くの難病患者が治療を継続しながら一般企業で就労を継続できるようになってきている.就業率は障害認定されていない場合75~100%と高いが,障害認定がある場合は50%未満と低い.その理由として,①症状の変動性・進行性,②通院・治療との両立の困難さ,③職場の理解と情報の不足,④心理的・社会的な障壁等,多くの要因がそれを困難にしている.
Q2 制度上の課題や対応は?
神経難病患者が利用できる制度は,主として,①障害者雇用支援,②治療と仕事の両立支援,③医療生活相談支援の3つが挙げられる.他にも難病相談支援センター,ハローワーク,難病患者就職サポートセンター等,専門分野を超えて,支援ニーズに沿って支援をつないでいく仕組みがそれぞれの分野でつくられ,就労選択支援といった新しいサービスも導入されている.
Q3 注意すべき就業上の配慮は?
復職支援,治療と仕事の両立支援において,就業の妨げになるような症状・状態に対して合理的配慮を提供してもらうように考えることが不可欠であり,疾患ごとに具体的な配慮事項を提案することが重要である.一方で事業所側への過度の負担になることは避け,患者本人と事業所との関係性が悪化しないように注意する必要がある.
Q4 働き方に応じた投薬治療の工夫は?
神経難病の治療の進歩により多くの患者が発症後も一定期間の就労を継続できるようになったが,症状の進行や副作用,日内変動等が職務遂行に影響する場合が少なくない.そのため,症状変動,副作用の有無等に合わせて服薬スケジュールを患者ごとに調整する必要があり,医師・薬剤師に加え,事業所との連携も重要である.

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