"こんなときどうする?" リハビリテーション臨床現場のモヤモヤ解決!令和版
4. リハビリテーション科スタッフが定着しない
渡邉 裕志
1
1医療法人脳健会 仙台リハビリテーション病院
キーワード:
リハビリテーションスタッフ
,
離職
,
卒後教育プログラム
,
メンタルヘルス対策
,
職場環境
Keyword:
リハビリテーションスタッフ
,
離職
,
卒後教育プログラム
,
メンタルヘルス対策
,
職場環境
pp.1118-1122
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/cr033111118
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はじめに
「新人がすぐにメンタル不調を訴え休職・離職に至る」「手をかけてやっと一人前になったと思ったら離職する」「将来を期待した中堅スタッフが定着しない」等は多くの医療機関が経験していることと思われるが,スタッフの離職はリハビリテーション(以下リハ)医療の質の維持を困難にし,現場の士気を低下させる.患者に提供するリハ単位数が減少し新たにスタッフを採用するためのコストがかかる等,経営上の不利益も大きい.そもそも離職率の高い職場は何らかの問題があり,働くための環境が不良と判断されて優秀な人材を新たに確保することが困難になるかもしれない.今回,本稿を書くにあたって当院の過去の離職率とその理由を調査してみた.その結果と文献によりリハスタッフが離職に至る原因と対策について多少の考察を試みた.
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