2．重度訪問介護

対象となる障害者

障害者総合支援法において，「重度の肢体不自由者又は重度の知的障害者若しくは精神障害により行動上著しい困難を有する者であって，常時介護を要する障害者」と規定されており，具体的には，表のとおりである．

障害名等で多くみられるものとしては，ALS（筋萎縮性側索硬化症），筋ジストロフィー，SMA（脊髄性筋萎縮症），頸髄損傷，脳性麻痺，自閉スペクトラム症（重度知的障害を伴う場合）等が挙げられる．利用者数としては，令和5（2023）年4月実績（国民健康保健団体連合会データ）では， 全国で12,458人が利用している．なお，18歳以上の者が対象となっており，障害児は原則利用できない．