疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】10 高齢者低栄養の栄養指導
中原 さおり
1
Saori Nakahara
1
1JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院栄養管理科
pp.892-895
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060892
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Key Point
高齢者低栄養の栄養指導は,健康の社会的決定要因(SDH)の情報を収集したうえで,国際生活機能分類(ICF)を用いて全人的な栄養アセスメントと栄養診断を行い,個々の問題点に合わせることが重要である.
低栄養患者の目標栄養量を設定する際には,体重増加をめざしたエネルギー蓄積量を,1日のエネルギー消費量に上乗せした「攻めの栄養療法」を考慮する.
目標栄養量の設定後,必要な栄養素を患者の摂取しやすい食品に置き換え,食品構成表を作成する.食品構成表と日常摂取しているものとの過不足の調整を指導する.
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