疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】8 癌の栄養指導 3 胃癌の栄養指導
松岡 美緒
1
,
飯島 正平
2
Mio Matsuoka
1
,
Shohei Iijima
2
1大阪国際がんセンター医療技術部栄養管理部門
2大阪国際がんセンター栄養腫瘍科
pp.867-870
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060867
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Key Point
治療を受ける患者に胃癌治療に有用な栄養状態の維持を常に意識させる.癌治療では体重は減少するといった概念を捨て,体重維持をめざすことが治療効果に結び付くという視点を患者に与える.
患者の治療計画を見据えた栄養指導をする.術前治療であれば手術について,最終ラインの化学療法ならその先の終末期についてなど,今とその先を見据えた栄養指導計画とする.
実行性のある患者教育という目線を忘れない.自己管理方法を実施者の視点で指導しなければ,実生活で応用できず,役に立たない.自己管理法の考え方を理解し,変化する病状に合わせてどう実行すればいいのかを伝える.
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