疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】8 癌の栄養指導 4 大腸癌の栄養指導
斎野 容子
1
,
古田 桃子
1
Yoko Saino
1
,
Momoko Furuta
1
1がん研究会有明病院栄養管理部
pp.871-875
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060871
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Key Point
大腸癌で狭窄を有する場合は,不溶性食物繊維を多く含む食品などを控えて消化のよいものを中心に摂取し,栄養補助食品や経口的栄養補助(ONS)の併用を検討する.
大腸癌術後に回腸ストーマを造設した場合は,脱水や電解質異常,フードブロッケージに注意し,症状に合わせた栄養指導を実施する.
大腸癌の薬物療法では,悪心・嘔吐,味覚障害,口内炎,食欲不振,下痢,末梢神経障害などの有害事象によって食事摂取量が低下することもあるため,症状に応じた食事調整を行う.
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