疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】4 高血圧症の栄養指導
増田 圭子
1
Keiko Masuda
1
1製鉄記念八幡病院栄養管理部
pp.828-832
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060828
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Key Point
食塩過剰摂取は,高血圧,脳卒中,腎障害,胃癌などさまざまな疾患のリスクとなり,減塩は必須であるが,患者のライフスタイルに直結するため,実践可能で継続的な支援が必要である.
Na/K比は,高血圧,心血管病に対し,食塩摂取量より強い関連を示すことが報告され,注目されている.今後は「減塩・増カリウム」を意識した栄養指導を行うことが重要である.
高血圧管理状況の改善には,医療機関だけでなく,調剤薬局との連携栄養支援を活用することで,治療中断の防止,脳心血管病リスクの減少,ひいては,国民の健康長寿に寄与する.
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