疾患・病態別のポイントがわかる! 栄養指導オールガイド
【疾患・病態に応じた栄養指導のポイント】5 心不全の栄養指導
島田 晶子
1
Akiko Shimada
1
1名古屋ハートセンター栄養科
pp.833-838
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/cn144060833
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Key Point
高齢化にともない低栄養を呈する心不全患者が増えており,心不全の栄養管理も低栄養改善やフレイル予防を見据えた指導介入が求められる.
心不全はステージによって症状や病態は異なるため,栄養においても多角的な視点をもってステージごとのシームレスな介入を進めていくことが重要である.
心不全増悪因子にかかわる情報収集は,食事内容だけでなく食習慣や生活環境なども聴取し,多職種と共有しながら介入計画を立てることが望ましい.
栄養指導・介入の際は主観や感覚で評価をせず,客観的な指標を用いてアセスメントからモニタリングまでを行うことが肝要である.
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