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第1土曜特集 薬事利用に資する「適合性」と「信頼性」をもつリアルワールドエビデンス作成に向けた提言
第2章 薬事に用いたRWD/RWEの事例と「適合性」「信頼性」
MASTER KEY Project
MASTER KEY Project
沖田 南都子
1
,
中村 健一
2
Natsuko OKITA
1
,
Kenichi NAKAMURA
2
1国立がん研究センター中央病院 臨床研究支援部門 研究企画推進部長
2同 国際開発部門長
キーワード:
MASTER KEY Project
,
希少がん
,
医薬品レジストリ活用相談
,
ATLASプロジェクト
Keyword:
MASTER KEY Project
,
希少がん
,
医薬品レジストリ活用相談
,
ATLASプロジェクト
pp.27-30
発行日 2026年4月4日
Published Date 2026/4/4
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297010027
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MASTER KEY Projectは,希少がん領域における診療・開発上の課題を克服し,分子生物学的特性に基づく治療開発を推進する目的で2017年に国立がん研究センターが開始した全国的レジストリ基盤である.根治切除が困難な希少がん患者を対象とし,背景情報・治療経過・画像評価・予後を前向きに収集するレジストリパートと,バイオマーカーに応じて治験を実施する副試験パートから構成される.EDCを用いたデータ入力と中央・オンサイトモニタリング,定期的なデータクリーニングにより品質と信頼性を確保しており,2019年にはPMDAの医薬品レジストリ活用相談を実施した.2025年には副試験であるALBERT試験の結果をもとにアテゾリズマブの適応拡大が承認され,レジストリデータがCTD内の参考資料として薬事審査に活用された.現在はアジア8カ国に拡大したMASTER KEY Asiaを通じ,希少がんレジストリの国際展開とレギュラトリーグレードデータの蓄積を進めている.

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