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第1土曜特集 急性腹症の診療の質を上げる秘策
小児急性腹症診察のポイント
-――外観観察による重症度評価
Clinical points of pediatric acute abdomen
――The assessment of the severity by the observation of the expression
下野 隆一
1
Ryuichi SHIMONO
1
1香川大学医学部小児外科学
キーワード:
外観観察
,
重症度判定
,
腹痛の評価
,
active observation
Keyword:
外観観察
,
重症度判定
,
腹痛の評価
,
active observation
pp.635-639
発行日 2026年2月7日
Published Date 2026/2/7
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296060635
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小児急性腹症は年少児ほど進行が早く,迅速に対応する必要がある.疾患の病名診断は必要であるが,それより外観観察による重症度に沿った迅速な対応のほうがより重要である.重症度は,①自宅で対応可能か,②二次施設に入院を依頼するのか,③開腹手術の適応があるか,の3つに分類できる.医療者は,まず患児の表情や整容,立ちふるまいを観察し,他の補助的診断方法も使いながら,小児急性腹症の重症度を判断すべきかと思われる.小児では,外科的疾患のみならず急性胃腸炎のような内科的疾患でも急性腹症を呈することが多く,年齢別に罹患しやすい疾患があるので参考にしたい.また,内科的疾患から緊急手術が必要な病態に移行する症例もあるため,入院中の患児についても重症化などに留意しながらactive observationの姿勢で経過観察を行うようにしたい.

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