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第5土曜特集 革新する腎臓病学――臨床と研究の最前線
特殊な集団における腎疾患
オンコネフロロジー領域の革新
Innovation in the field of Onconephrology
山本 伸也
1
,
柳田 素子
1
Shinya YAMAMOTO
1
,
Motoko YANAGITA
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学
キーワード:
オンコネフロロジー(Onconephrology)
,
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
,
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法
,
がん薬物療法
,
腎移植
Keyword:
オンコネフロロジー(Onconephrology)
,
免疫チェックポイント阻害薬(ICI)
,
キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法
,
がん薬物療法
,
腎移植
pp.547-552
発行日 2026年1月31日
Published Date 2026/1/31
DOI https://doi.org/10.32118/ayu296050547
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分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の適応拡大,キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法などの新規治療法の確立により,がん診療が大きな変革を迎えている.がん患者の生存率の向上に伴い,世界的にがん診療における腎疾患の患者数が増加している.このような背景から,Oncology(腫瘍学)とNephrology(腎臓病学)の関係性がさらに重要視されるようになり,“オンコネフロロジー(Onconephrology)” という概念が注目されている.本分野には,がんおよびがん薬物療法に伴う腎障害と,腎臓病患者におけるがん診療が包括されており,腎臓内科医が積極的にがん治療に介入することで,腎予後のみならず生存率やがんの寛解率が改善することが期待されている.本稿では,オンコネフロロジー領域における新しい疾患概念の提唱や臨床研究の進展など,近年の本領域の革新を取り上げ,その魅力と今後の展望を概説する(図1).

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