CKD 患者におけるがん化学療法─透析患者を中心に
I 総論 1 オンコネフロロジーの時代
比良野 圭太
1
,
松原 雄
1
,
柳田 素子
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学
キーワード:
Onco-Nephrology
,
がん治療に伴う腎障害
,
腎不全患者に対するがん診療
,
薬物治療モニタリング(TDM)
Keyword:
Onco-Nephrology
,
がん治療に伴う腎障害
,
腎不全患者に対するがん診療
,
薬物治療モニタリング(TDM)
pp.690-696
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000925
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• Onco-Nephrologyは腎臓学の視点から見た「がん患者診療中に生じた腎障害」,腫瘍学の視点から見た「腎不全患者に対するがん診療」に大きく分類される.
• がん患者における慢性腎臓病(CKD)の保有率は上昇してきており,CKD を合併したがん患者の予後はそうでない場合と比して増悪する.
• 薬物治療モニタリング(TDM)を活用して,腎機能正常患者と同じ血中濃度の再現を目指すことで透析患者のがん薬物療法を支援しようという試みが始まっている.
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